2016.10.01
2016.10.01
県の国際交流室を通じて海外研修生のお話をお受けしましたが、海外研修生の受け入れ経験のない社内は「どうしよう!?」と右往左往。
それでも、日本の思い出が残念な事になってはいけない!と「つながる委員会(コミュニケーション)」を中心にネームカードやポルトガル語の挨拶など念入りな準備をしてお迎えしました。
受け入れの不安は数時間で解消。斉藤エルデル誠さんは屈託のない笑顔で初日からすぐ馴染み、周りのメンバーを和やかな気分にしてくれました。
研修内容は「ブラジルの食べ物を日本で販売する」というテーマで、ブランディングからセールスプロモーションまで一連の流れを企画、デザインし発表までのカリキュラムです。
サンパウロの大手デザイン会社勤務で経験を積んでいるマコトさんなので、言葉の壁はすぐに乗り越え素敵なアイデアで作品を作り上げていきました。
最終日のプレゼンテーションではすべて日本語で流暢に説明を行い、1ヶ月の素晴らしい成果に一同驚きました。
仕事以外にも、それぞれ有志で懇親会を開いたり誠さんのルーツ東根を訪ねたりとお互いの文化を知りあう時間をつくることができました。
「日本は治安が良くて襲われないし盗まれない。生活の不安が無いのが本当にうらやましい」との話に、あらためて忘れていた「当たり前の安心」に気づかされるなど、前向きに明るく誰とでも関わろうとするマコトさんに、多くの学びを得ました。
斉藤エルデル誠/グラフィックデザイナー
現在、ブラジル・サンパウロ居住。デザイン会社に勤務。グラフィックデザイナーとして活躍中。山形県東根にルーツを持つ。