2023.07.03

グループ一丸を目指して
【インナーブランディング vol. 01】

2023年7月1日(土)に、田宮グループのインナーブランディング第一回を行いました。
このインナーブランディングは、田宮グループの社内プロジェクト「アシタミル。」の取り組みの一つで、田宮印刷とフロットの社員が一つになり、グループとしての強みや良さを再認識し、そこからグループの提供価値やらしさを導き出して、最終的にグループのありたい姿を示し、お客様・地域への約束となる統一のブランドコンセプトを構築していく社内活性化のための施策です。これから4ヶ月かけて実施していきます。

参加メンバーは、各社各部署の管理職17名。運営は、田宮グループのソリューションの一つである、中小企業向けトータルブランディングの「+ブランディング」サービスを行う、ブランドコントロールアドバイザー(BCA)のメンバーで行います。

前半は講義、後半はワークの内容で、1回2時間のプログラムです。ワークでは、3チームに分かれ、それぞれのチームで課題や宿題に取り組みます。チームでの議論がスムーズに行えるよう、各チームに1人ずつBCAメンバーを配置し、リーダー役を務めます。

第一回目の主なプログラムは以下の通りです。

1. チェックイン
2. 講義(ブランディングとは)
3. ワークショップ(ブランドピラミッドの準備をしよう)

まずは、チェックイン。田宮グループは約100名の組織です。拠点も、山形と仙台、事務所と工場など、物理的に距離が離れていることもあり、顔も名前もわからない社員がいることも、少なくありません。管理職においても今回「はじめまして」のメンバーもいるため、「チェックイン」を設けました。
チェックインとは、会議や打ち合わせを始める前に、お互いの自己紹介や今感じていることなどを述べることで、場の空気を和ませる手法のことを言います。
チェックインを実施することで、会議の場における心理的安全性が高くなります。参加者は、発言が得意な人もいれば、上下関係を気にして発言を控えてしまう人、意見を発するのが苦手な人など様々です。一旦、チェックインという形で、参加者全員が発言することで、緊張がほぐれ、発言しやすい空気が醸成されます。

お題は「最近食べた美味しいもの」。最初こそ固かった雰囲気も、一人二人と発表するうちに、自然と笑顔も生まれ、柔らかい雰囲気へと変化していきました。やはりチェックインは大事ですね。

続いて「ブランディング」についての講義です。
クライアントワークでブランディングの仕事に直接関わったことのないメンバーもいるため、ここでは初めて受講するメンバーでもわかりやすいように、基礎から伝える内容の講義としました。特に、専門用語が並ぶと途端に苦手意識を感じてしまうことがあると思いますので、できるだけわかりやすい言葉で、丁寧に説明することを心がけます。

続いて、ワークです。
田宮グループでは、クライアントのブランディングを行う際には、必ず「ブランドピラミッド」を作ります。
田宮印刷、FLOTともに、数年前に一度自社のブランドピラミッドを構築していますが、私たちをとりまく環境も大きく変化したため、これを機に改めて作成することになりました。
今回のワークでは、このブランドピラミッドをつくる前の準備作業である、情報収集や分析を行いました。
ワークの時間は40分。時間内で意見を出し合い、まとめ、最後に各チームから結果を発表します。
限られた時間内で答えを導き出すことは難しいため、この場ではできたところまでを発表、残りは宿題にし、後日提出する形をとりました。

ワークでは、リーダー役の働きが肝となります。今回も進行やまとめなど苦労する場面も見られました。しかし、比較的早い段階でチームの親和性も生まれ、場を回す側のリーダーも、参加する側の管理職も、メンバーの意識の高さを実感することができ、運営側としてとても頼もしかったです。最後の発表でも自然と笑顔や拍手が生まれました。

これまで、クライアント企業の皆様に対して行わせていただいてきたことを、これから改めて4ヶ月かけて自社内で行う訳ですが、講師も身内、受講者も身内。全て自社内で行うことで、様々な難しさに直面するのではという不安も抱きつつ迎えた第一回目でしたが、そんなことは杞憂でした。まずは、第一回目が無事に終了し、安堵した運営側です。

さて、今回のインナーブランディングのプログラムは、社員を代表して管理職が受講し、その内容については、全社で共有していきます。
3ヵ年計画の「アシタミル。」が終了した暁には、より一致団結した田宮グループになっていることでしょう。
より変化に強い(負けない)組織となって、地域やお客様のために役に立つ企業であり続けるために……。

運営メンバー